ミチロウ

ソウルメイト/七月と安生のミチロウのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.2
平穏であるが閉塞感のある田舎と、自由ではあるが孤独な都会。この対比が普遍的なドラマを生むのだが、この設定は日本ではもはやリアルを感じられなくなってしまった。
同化してしまいたいぐらい仲の良い親友の存在。しかし、自分ではない以上、違いはあるし、理解できないこともあるし、なによりも嫉妬が生まれてしまうのは避けられない。
七月にとって一番大事なのは親友である安生なのに、彼氏を取られことはどうしても許せない。一方、安生は七月と彼氏を共有することを願う。
まったく違う性格のようで、実はそっくりな二人の成長とすれ違いが、なかなか先の読めない展開で描かれていて、感情的にもストーリー的にも揺さぶられるとても良い映画でした。
それにしても、チョウ・ドンユイはいい役者だ。
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