へちょりーの

ファースト・マンのへちょりーののレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.1
アポロ計画で月面着陸を果たした、ニール・アームストロング船長とその家族のドキュメンタリーと言ってもいいような作品だった。

開始すぐからグッと作品に引き込まれる決して派手さはない演出。
史実に基づいてあり、ソ連との宇宙開発競争でアメリカがどういう立ち位置で、どうアポロ11号が月面着陸し帰還したのかをリアリティ十分に描いている。

どれだけの犠牲の上に成り立っている月面着陸なのか。
NASAでの任務が家族にとって、どういう捉え方なのか。
深く描かれてあり、見た後は胸に強く残るものがあった。

クライマックスの月面着陸も、ニール・アームストロングの視点から「疑似体験」のように描かれているこだわり様。
何故、彼は月を目指したのか。命の危険に晒されながらも、向き合い続けた理由とは。
答え合わせがあるラストは見もの。

久しぶりに重厚感のある、事実に近い作品を見ることができ満足いく作品だった。
IMAXでの鑑賞がおすすめ。(臨場感がとてもよかった。)