ひろ

ファースト・マンのひろのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
3.0
劇場で観たい!!と思って前売り券を買ったものの、結局行きそびれてしまい後日TSUTAYAで借りて鑑賞。
ただ、正直あまり面白くなくて困惑してしまった。

宇宙開発競争の中で命を落とした仲間たちの想いを胸に、国を背負って未知の宇宙に挑戦する壮大なストーリーなのだが、派手で華やかなイメージとはかけ離れた作品だった。
あくまで淡々としており、のっぺりした作品だった。
その淡々としたイメージは展開だけでなく、ニールの言動にも現れていたように感じた。
壁が1枚あるような、どこか現実から切り離されたような姿が目立った。

意外なことに、一番印象に残ったのは奥さんが言い放ったセリフだった。
「あなたたちは手順書やマニュアルを作って管理できた気になっているだけ。でも、そんなのはおもちゃを集めている子どもと同じ。本当は何もコントロールなんてできていないのよ。」
自分自身システム部門にいて日々バグや障害と向き合いながら「本当にコントロールできているのか?騙し騙しやっているだけで、本当は何も上手くいっていないんじゃないか?」 という疑念を強く感じていたタイミングだったので、そのセリフが胸に残った。


それにしてもライアン・ゴズリングは派手なカッコ良さはないんだけど、やっぱりカッコ良い。
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