ゆっきー

冬の旅のゆっきーのレビュー・感想・評価

冬の旅(1985年製作の映画)
4.0
乾ききった冬の大地を薄汚れたホームレス少女が彷徨うロードムービー。
傑作。
少女の凍死体が発見されてからの回想形式。ボネールは薄幸の少女としてではなく、野性的・原始的に撮られているのが素晴らしい。
乾ききった冬の光景+汚く死んでいく様 は女版サム・ペキンパーと言ってもいいかも。
親戚からその死を待たれている金持ちのお婆ちゃんとブランデー飲み交わして初めて笑うシーンが忘れがたい。
ゆっきー

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