試写会にて。
コメディアンを目指しているのにあんまり受けない故郷ネタ。原因不明の病気で生死の境を彷徨う好きな人。家族からは勘当されたも同然の状態。
普通に考えると、悲劇的だけれど、それを独特のユーモアで笑いに変えてしまう(それも、全然嫌な感じがしない)脚本、すごい。
コメディというと、お腹を抱えて笑うようなものをイメージしがちだけれど、本来、喜劇はこういうものだったんだろうなと思える。
悲しいことや苦しいことが起きた時こそ、笑いを通じて、その中に生きていく力を見出すことが必要なんだと、改めて感じられた。
2時間があっという間に過ぎてしまった、、最後のどきどきするような終わり方と、キュートで思わず微笑んでしまうようなエンドロール、すごく好き。
本当に素敵な映画に出会えて良かった!