2020年 鑑賞
絶滅種とは、自分が歪過ぎて、叶わなかった片想いの相手なのかも。
「インストール」「蹴りたい背中」の綿矢りさ先生の小説が原作。松岡茉優さん主演。
勝手にタイトルやジャケットからもっとドロっとした感じかと... 全然違った！とてつもなくポップで、変な作品(最高って意味ね！)。
もはやどれが現実で、どれが妄想かわからない... 妄想上の高校の時の片想いの相手のイチ(本名:一宮 演:北村匠海)。妄想のイチに逢うためには、あるサインも... もうそれだけで幸せな気分になる主人公・江藤良香(松岡美憂さん)は夜通しで、絶滅種をwikiったり、アンモナイトを購入したり... もしかしたら絶滅種は、叶わなかった片想い相手？地元にいようが、上京していようが、もう会うことのない存在だろうし、もしかしたら自分から距離をとっているのかも... ちなみに私も伝説上の動物を検索したりする(私も片想いを引きずっているのかも？)。
だが、そんな江藤もあることをきっかけにニ(本名:霧島 演:渡辺大知さん)から告白される。しかもラブホ前で... デートも奥多摩で川釣り。しかもクリスマス... でも江藤の心はイチで、同窓会で会えるのを期待している。パワースポットにて、パワーをもらい、イチの実家に電話をかけると... イチは東京に、いたーーーっ！！！東京最高っ！奥多摩の風景綺麗(川に写る逆さ風景も最高)！東京の夜景も綺麗！
満を時して、同窓会で、イチと再会！同級生の上京組で集まることになるが、その集合場所のタワーマンションに向かう途中に霧島に出くわす... そこから奇妙なストーカーちっくな展開に突入... イチ←江藤←霧島(街路樹を真ん中に、江藤と霧島のシンメトリーも好き)にクスッとなる。最初はイチとも話せなく、トチ●ってくる江藤だが、深夜から朝方になるに連れ、意気投合していくが、江藤の名前も知らないイチを知り、フリーズしかけのパソコンのような江藤の帰り道... するとあることがきっかけにミュージカル調へ変化。そこで妄想と現実がわかる。あのインパクト強しのあの女性も、その女性の特徴的な名前も登場しない、そして、大好きだったアンモナイトも隠される... てことは、アンモナイト=イチってこと？妄想の具現化したものがアンモナイトってことかな？
そこから霧島に、思いっきり舵を切る江藤だったが...
霧島役の渡辺さん、好き！「色即ぜねれいしょん」も好きだし、黒猫チェルシーという、彼が所属していたバンド(2018年から活動休止中)も好きで、今作も好きな演技だった！
あとインパクトが強く、印象が残る片桐はいりさんも、やっぱりで、言わずもがななんだが凄い。個人的には、あの名前なのに、あれ●●ないんかーいってなったし、重要なツールとして観ていた！
最後の赤い●●が、水が染みていくのが良かった！
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