【刑事コロンボ】の生みの親、リチャード・
レヴィンソン&ウィリアム・リンクが仕掛ける
【トリック・サスペンス】。
劇作家アレックス（ロバート・プレストン）の婚約者で主演女優モニカ（リン・レッドグーヴ）が舞台公開初日の夜に遺体となって発見される。警察は自殺と断定したが、腑に落ちないアレックスは他殺を訴え、1年後に3人の役者と監督とプロデューサーの5人（容疑者）を新作の打ち合わせとして舞台に呼び出し、彼らに劇中劇の脚本を渡し、真犯人捜しのリハーサルを開始するが、その意図がバレてしまい、怒って帰ろうとする者も出てくる…。
容疑者に真犯人捜しがバレてしまったら発見は無理だろうと思って観ていたら【ミスディレクションでミスリード】が秀逸で伏線回収（小道具や言動、その他の怪しい人物）も含め、多少の強引さに目を瞑れば中々練られた脚本だった。容疑者が役者というのも効果大だろう。
無名時代⁈の若いジェフ・ゴールドブラムが出ていた。
クライマックスの仕掛け【一捻り】までしっかり楽しめた。
サスペンス、ミステリー好きなら一見の価値ありと言える。
