改名した三島こねこ

ナイトメア・ビーストと迷宮のダンジョンの改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

1.4
「着いたで、ここがガースー黒光りペンションや」

監督作ではないがしれっとマーク・ポロニア製作な一作。監督の方も『レイダース/失われたゾンビ』の人らしく、その時点でなんとなくクオリティをお察しといった具合。

さてそのお味はいかほどかと言えば、やはりみんなが好きなポロニア風味満天。真面目なのに絶妙にくだらない脚本。安っぽい舞台セット。ブレが隠しきれないCGに独特すぎるカメラワーク。
彼の傑作は『フランケン・ジョーズ』とする人が多いだろうが、ポロニア監督の作風を存分に味わうのであれば本作が最適であろう。

しかし主演のアシュリー・ギャロウェイは現実にいそうなクソ女の演技をさせると天下一品。これはお世辞ではなく、頭の悪いクソ女独特の雰囲気というのは狙って出せるものではないので稀有な才能なように思える。

本作はホラー映画として見るべきではない。ただ他に適切な分類があるかといえば本当に微妙なんですけどね。