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蜘蛛の巣を払う女のロクのレビュー・感想・評価

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
3.7
デビット・フィンチャー監督&ルーニー・マーラ主演で映画化された「ミレニアム」シリーズ第1弾「ドラゴン・タトゥーの女」の続編。前作とガラリと変わり全世界の核ミサイルをPCのボタン一つで発射出来る画期的な核攻撃プログラムを危険な奴らに奪われる前にアメリカ国家安全保障局から盗み出してデータを消去するという依頼を受けた天才ハッカーのリズベットと16年前に大物ロシアンマフィアの父から逃げ出す時に生き別れた妹率いるロシアンマフィアとの戦いを描いた007のようなスパイアクション物になっていてビックリしたけどフィンチャー版やテレビ版より敵の目的が明確で展開も早いため最後まで飽きること無く楽しめました!フェデ・アルバレス監督の演出はテンポが良くクレア・フォイが演じたリズベットを強さと弱さの両面を持った複雑な人物としてでは無く天才的なハッカースキルと強靱な肉体を兼ね備えた女性という形で描いたのも個人的には悪く無かったと思いますね。確かに本作を「ドラゴンタトゥーの女」かと聞かれれば違うと答えるだろうけれど原作者が急逝して別の人が書いているんだから別の作品として捉えたほうが良いと思います。個人的にはオススメの作品ですよ!
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