このレビューはネタバレを含みます
ネタバレ
ヒモ男に溺愛しその愛人を連続殺害する鬼女
救いようのない話ではある。
あらすじから男が主で女が従の、女にとっては不本意・止む無しの犯罪劇と思っていたが、ジェラシーに狂う女が他の愛人を殺しまくる映画だったんだね。ふーっ・・・
ただ、一部ミュージカル仕立てになっていたり、狂女の極度のヒステリー爆発など誇張性が過剰という印象はあり。ゆえに淡々とドキュメント風に進展する真摯なベルギー映画というイメージとは趣がかなり異なる。
映画のモデルがアメリカで起きた連続殺人ということで過度の誇張イメージが増幅されたのかもしれない。
何れにしろオーバーデフォルメはショッキングというより鼻白んだ冷めた心境へと導きがち。
それにミシェルというひも男があれほど簡単に熟女を手玉に取れるものなのか、身近にモデルがいないし私自身も未経験なので何とも判断しようがないよ。笑
よって総評は二つ星
もし、犯人が逮捕されるなど現実的解決の描写があればそれが多少の救いとなったかもしれないね。
012009
