トッケビの合間に観る作品じゃない。
オープニングから、これは心して掛からないと、と思わせる演出に背筋が伸びた。
あミュージカルなんだった、と思い出すも、昔ポーラX観た時の、見てはいけないものを見てしまった、あの感覚がブワーっと蘇る。
よそ見させてくれないけど、なぜか目を覆いたくなる妙に怖いシーンもあり、不穏で不安でやるせないというかバカヤローというか……。
色んな問題に、
「あなたはどう思う?」
と、問われてる感じがした。
ミュージカルよりも歌の量が多かった。詳しくないけど、オペラという感じ。
声を大にして言いたいこと。
まだモザイクしてるのか、日本は。
映画にのめり込んでたのに、そこだけ現実に戻った。愛のコリーダから何年経ったのさ。完全没入したかった。
ともあれ、エンドロールまでレオン・カラックス映画でした。満腹。