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リバーズ・エッジのりのあのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
4.8
なんか凄いのを見た!
1993年に雑誌「CUTiE」で連載されていた岡崎京子の同名漫画を、行定勲監督のメガホン、二階堂ふみ、吉沢亮の出演で実写映画化。
原作は未読です。

二階堂ふみちゃんと吉沢亮さんはオールヌードにもなってるよ!それもビックリ!!
20年以上前の少女マンガ?が原作だから、違和感とかあるのかとか、余計な心配は無用だった。
でも設定はその時代なので、携帯もスマホも無く、友達への連絡は公衆電話から家電にかけてる。
なんか64を思い出したよ。
(追記)
そーいえば、映画の画面の大きさも真四角に近いというか、デジタルテレビになってからアナログ放送見たときみたいになってて、古さを敢えて強調してる感じだった。

女子高生の若草ハルナ(二階堂ふみ)は、恋人の観音崎(上杉柊平)にいじめられている同級生・山田一郎(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、一郎からある秘密を打ち明けられる。それは河原に放置された人間の死体の存在だった。ハルナの後輩で過食しては吐く行為を繰り返すモデルの吉川こずえ(SUMIRE)も、この死体を愛していた。一方通行の好意を一郎に寄せる田島カンナ(森川葵)、父親の分からない子どもを妊娠する小山ルミら、それぞれの事情を抱えた少年少女たちの不器用でストレートな物語が進行していく。

登場人物みんな変(笑)
主人公達が通ってる高校が私服なのもあるけど、自由過ぎ〜。
でもそんな変な登場人物ばかりなのに、なんかちょっとずつどこにでもいそうな、学生時代に1人くらいこんな人いたかも?と思わせるところもあるので、引き込まれていく。
私は吉沢亮のファンですが、今までどっちかっていうと、ちょっと悪かったり強いイメージの役が多かったし、そういうのが似合うと思っていたし、好きなのですが
今回はボッコボコにいじめられていて、暗いし変だしゲイだしで、でも爽やかなイケメンは変わらずなんだけど、
あるシーンである表情をするのですが、めっちゃゾクっとした。
見た目で好きになったけど、もうすでに俳優として大好きだ!

二階堂ふみちゃんは、ヒミズという映画の撮影中にリバーズエッジの原作漫画を初めて読んだらしいのですが、読んだ途端に
これを映画化したい、自分がやりたいと思って行定勲監督に話を持ち込んだそうです。自分から言っただけあって、今作のふみちゃんは本当に凄い。
二階堂ふみが好きなら、女優二階堂ふみが気になるなら、これはぜひ見ておいて欲しい。

マイナス部分はちょっと個人的にどうしても嫌だった部分があったからというのと、
やはり時代がかなり前だからか、違和感がある部分で、それ以外は出ている役者さん、監督さんが相当頑張ったんだろうなと感じさせて良かったです。



金曜日初日の映画はほぼ100%朝一で見ているのですが、今日はオリンピックのフィギュアスケートがあったから、それが終わってから(午後から)見たんです。
内容が内容だったので、朝一だとダメージが強かったかもと思う(笑)
りのあ

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