まず第一に僕は熱狂的な岡崎京子信者である。刊行したマンガを全て買い揃えたのはもちろん、個人的には90年代最高の漫画家だと思っている。
原作ファンが映像化に不安しか抱かないのはいつものことだろうけど、それでも若干の期待は胸にして映画館へと足を運んだ。
結論… 紛うことなきクソ映画でした!
よくもまぁ、これだけ手抜きなもの作ってくれたなぁ。という感想。
まずキャスティング。
予告編でも「なんでババァがキャスティングされてるの!」とつっこんでしまったが、どうみても女どもが女子高生じゃなくてOLにしか見えないでしょ。
しかもヘッタクソな学芸会演技なヤツが多い。吉川役の棒セリフは何の冗談ですか?
「私はざまぁみろって思った」っていう世紀の名セリフが台無し。
唯一山田役の男の子だけ適役だったんじゃないだろうか。
構成についても、監督がインタビューするオリジナル展開は安いだけにしか思えなかった。
行定監督本当にどうしちゃったの?
冒頭のジジィと犬のシーンにまず驚いたけど、全部ジジィがセリフで説明するという三流演出じゃないですか?
『GO』を撮った頃のキレは遥か彼方に消えてしまったのか。