へいゆ

リバーズ・エッジのへいゆのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
2.8
岡崎京子の原作が好きだし行定さんとか二階堂ふみとかで期待感があったけれど、グッと来なかった。

なんだか終始重いのだ。
岡崎京子の漫画ってたしかに暗いし重いんだけどふわっと生きてる日常の軽さというか、のんきに呼吸して生きてますって空気も感じることができて、その軽さが好きなのだ。でもこの映画はそれがない。

登場人物たちが暮らす郊外、工場、河川敷、そこに転がる死体、それを拠り所にする狂気。日常が退廃していく描写。最後、軽妙に流れるオザケン。
それぞれのピースは好きだけれども、もっとポップに出来うる原作だったのではないか。
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