このレビューはネタバレを含みます
原作未読で、予告で気になり観ました。吉沢くん扮する山田くんの存在感が、綺麗なのに闇を抱えてそうで、映る度に良い意味で画面の絵面が締まるような気がして、良かったです。また、二階堂さんのハルナちゃんも体を張っていて(胸の綺麗さ！)あれだけで、作品の感想1つになりそうだなあと思いました。
ただ、全体的にチープさが拭えなくて、特にインタビューシーンはリアル感を出すために入れたのか分かりませんが、どういう経緯で？が最後まで残りました。あと、カンナちゃんの死んだ理由も「火をつけたら自分も燃えた」らしいと言っていて、子どもじゃないんだから…と突っ込んでしまいました。
なんとも言えない、10代の焦燥感や倦怠感を出すには少し振りきりが甘かったように思います。あと、ハルナちゃんがあまりにも流れに身を任せすぎていて、う～ん…と思うシーンが多々。
そんな感じで進んでいき、ラストでいきなり明るい青春もの風にシフトチェンジされ、最後まで少しだけ重たい雰囲気は、残しておいてほしかったです…！
