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四十四にして死屍死すのakのレビュー・感想・評価

四十四にして死屍死す(2023年製作の映画)
1.3

知らない死体(全裸の男)がマンションに突如現れ、それに右往左往する住人達という設定に惹かれて観ました。ブラックコメディという括りでしたが、死体の犯人捜しなどは一切せず、とにかく「死体をどう隠すか」一点に重きを置いているので、映画というよりは演劇に近い雰囲気でした。

そんなに、マンションの価格暴落が気になる?と思ったり、誰か一人ぐらい嘆いてあげたりしてもいいのでは…と思わずにはいられないほど、出てくる住人達が自分のことで頭がいっぱいな人たちばかりなので、展開が予測はしやすいので、大どんでん返し的なことを期待して観ると物足りないかなぁと。

中盤からラストは、住人達の関係性の変化や、色々悩みがあっても結局それはそれで幸せということに行き着く描写は良かったですが、もっとドタバタがあると思っていたので、全体的にダラダラっとした印象のまま終わっていきました。
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