Toineの感想文

ブラック・バタフライのToineの感想文のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・バタフライ(2017年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

【パワータイプのサイコ野郎が1番タチ悪い】
後半、怒涛の伏線回収どんでん返しで畳み掛けてくる展開に無理があるが嫌いではなかった。
無理がある部分が逆に、現実なのかアル中の白昼夢なのか判断できかねるように計算されていて流石だと感心して観ていたのに...

...たのに!なのに!
最後の最後で大嫌いな夢オチをぶちかまして映画が終了してしまったので悔しい気持ちという感想でございます。
(個人の意見です)

落ちぶれたアル中作家を演じたアントニオ・バンデラスさんを元気づけるサイコ野郎(のフリしたマトモ)の役にジョナサン・リース=マイヤーズさんを抜擢したのが何とも皮肉が利いております。

そもそもリース=マイヤーズさんてこんなお顔でしたっけ?
エンドクレジットでお名前を拝見するまで気が付かなかったです。

人相が変わっても、相変わらず影のあるオーラとバキバキのタトゥー(そして眼鏡姿がとんでもねえ!!!)がお似合いでとても素敵です。
彼は真っ当な人格を演じるより危なっかしい役の方がハマっていると改めて確信いたしました。