ゆうき

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2のゆうきのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後の作品ということで見せ場や良いシーンはあったが、今までにあった悪い点やフラストレーションを吹き飛ばすほどの満足感は得られなかった。

前作からそうだが、タイトルにもある死の秘宝について、ニワトコの杖以外はほとんどストーリーに絡まず、分霊箱の行方と破壊が中心になる。
3つ揃えると死を克服できる的な描写があったので、てっきり最後にハリーが死ななかったのはニワトコの杖の所有権がハリーにあったことで死の秘宝の全てをハリーが持つことになったためと思っていたが、どうやらそれは関係無いらしい。
じゃあ死の秘宝を3つ揃えるっていう話は何だったの?と思った。
そのあたりのストーリーのいまいち腑に落ちない感は、シリーズ通してあったように思う。

また、ルーピン先生やロンの兄など、割と好きだったキャラがいつの間にかあっさり死んでるのも、もう少しなんとかならなかったのかなという印象。
これは前作のムーディ先生もそうだった。
正直ドビーとかシリウス・ブラックよりこれらのキャラのほうが思い入れがあったので、こっちに時間を割いて欲しかった。

シリーズ通して、自分にとってはもう一度観たいと思う程ではなかった。
アズカバンの囚人と炎のゴブレットはまぁまぁ面白かったが、特にヴォルデモートが復活してからはフラストレーションが溜まる暗い展開でイマイチだった。
今1作目や2作目を観たら、小さいハリー達やほのぼのした展開に、もしかしてら最初に観たときより面白く感じるかもしれない。
ゆうき

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