きゃん

きみがくれた未来のきゃんのレビュー・感想・評価

きみがくれた未来(2010年製作の映画)
3.3
弟の死への罪の意識にさいなまれる青年が、新たな愛との出会いによって心を再生させていく姿を描いた作品。思った以上にファンタジー感が強かった。

ヨットで大学のスポーツ奨学金を得たチャーリーは、高校の卒業式の夜、運転中に追突事故に遭う。そのとき助手席に同乗していた弟サムは帰らぬ人となり、チャーリーは激しく自分を責める。それから5年後、彼は大学進学もヨットもあきらめ、弟が埋葬されている墓地の管理人として働いていた・・・

チャーリーと弟との絆が切なかった。弟役の子役が上手くて余計に切なくなった。無邪気な表情と切ない表情とても良かった。弟思いのザック・エフロンも良かった。相変わらずザックの青い瞳は見入ってしまう。雨の中を泥んこになって遊ぶシーンが好き。兄弟愛を感じた。

大切な人を失った悲しみから立ち直る際に出会う人って大切だなと。前に進めば過去には戻れない。でも自分のためには前に進むべき。その葛藤を乗り越え決断する過程を見ているのが苦しかった。
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