結婚を考えている彼がある日くも膜下出血で意識不明になってしまった。
警察から伝えられたのは、彼は身分を何から何まで偽っていたということ…
ずいぶんとセンテンスの少ない映画だなと思ったけど、本当に少なかった笑
何に枠を割くのかなと思ったら、まさかの探偵とのしらみ潰しの身分探しの旅。上級者向けの映画ですね…
でも何というか、良く言うなら「ウインド・リバー」みたいな作り。
散漫なシーンといきなりのショッキングシーンという緩急つけた作り。
とはいえワンシーンごとにこんだけ枠を割くんなら、リアリティはせめて欲しかったかなあ。
彼と一緒に暮らすことになった経緯がびっくりだったわ。
あと、主人公はあんだけ忙しい仕事で立場なのに、遅刻したことで叱られるついでに「お前ちょっと休め」と言われたから休むことにする、というのは… 毎日遅刻するようになったとかならわかるけど、大事な日だったとはいえたった一度の遅刻で。
でも見終わると結構感動はできる映画。
何というか、誰しも起こり得るであろうことというか、他人事で片付けられないよね。
幸福と不幸っていうのは本当に隣合わせというか、そういうことを考えさせられた。
人それぞれ求める幸せも違うんだろうなとも思った。
旅の途中にちょいちょい挟まれる小粋なジョークも嫌いじゃないです笑
