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ドラゴンへの道のtomひでのレビュー・感想・評価

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)
3.0
ブルース・リー4Kリマスター復活祭2020。
劇場大画面でブルース・リーが観られるのも数少ない機会だろうと思い劇場へ。

今と違って昔はテレビで映画を放映する番組が沢山あった。日曜洋画劇場、月曜ロードショー、水曜ロードショー、ゴールデン洋画劇場、自分は月曜ロードショーでこの「ドラゴンへの道」を初めて観たと思う。解説は荻昌弘さんだった。

当時はジャッキーチェンのしなやかな動き、優しいキャラクターにハマっていたが、この映画のブルース・リーの鋼のような筋肉と体の柔らかさ、キレのある動きに衝撃を受けて一気にファンになってしまった。居間でこの映画を見終わったあと自分の部屋に戻って腕立て伏せ、腹筋、シャドーを始めた記憶がある(笑)

子供の頃の自分に衝撃を与えた作品だったが、久しぶりに観た自分にはあまり刺さって来なかった。この映画のバランス悪さをとても感じるようになってしまった。ブルース・リーが登場する格闘シーンは映画の質が上がる感じがするのだが、それ以外のシーンが劣るというか何というか…映画としてとてもデコボコな感じがした。スターを軸にした映画なので、まぁそれでいいのかもしれないが、やや気になった…。

それにしても、この映画のブルース・リーの筋肉は美し過ぎる。芸術の域。劇場大画面でこの美しさを観られた事に満足した。
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