いち麦

道化師のいち麦のレビュー・感想・評価

道化師(2016年製作の映画)
4.0
イタリア映画祭2017にて鑑賞。作品タイトルにもなっているオペラの練習風景から始まるが、その後は母親の陰険さが畳み掛ける様に追い討ちを掛ける。サスペンスへと繋がる気配をも漂わす様な緊迫感がギュッと詰まったM.ベロッキオの短編作品。

イタリア映画祭2020 今回オンライン配信で再鑑賞。役者勢の私情を巧みに見え隠れさせる前半の舞台パートが秀逸。これが後半パートのサスペンス調に効いている。さて舞台外での“道化師”は…。これから長編1本膨らませられるほど濃厚な珠玉の短編。
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