鮎川

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスの鮎川のレビュー・感想・評価

3.8
「私たち一組の古い靴下みたいね」と笑い合ったあとに互いを「真っ白なコットン」「ロイヤルブルー」と例えたのが、不器用で美しい二人の愛を表していてすごく心に染みた。
同じ生活、おなじ日常。等身大の小さな家の空間がモードの絵筆で彩られていくたびに、夫婦の愛情もどんどん色づいていったのだろう。時間が進むごとに二人への愛おしさが増していって、映画が終わってしまうのが惜しかった。一杯のお茶の半分こ、互いの心を温めあうということ。
鮎川

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