Bunkamuraル・シネマにて鑑賞。
セリフが少なくすごく淡々とした質素でシンプルな映画だった。最初の30分くらいはモードに対する周りの人間のひどい対応とかを淡々と見せられて、寝てしまいそうだった。
でもモードがペンキで棚を塗り始めた頃からモードの世界が広がり、エヴェレットも少しずつ変わり始め、気づけば映画の世界に入り込んでいた。
映画だから多少なりとも脚色されてる部分はあるだろうけど、周りから見た幸せなんかどうでもよくて、大切なのは自分が幸せかどうかなんだなって改めて思った。
モード・ルイスを演じたサリー・ホーキンスがすごい。2、3日前にシェイプオブウォーターを見たのもあって、この女優さんの演技力には脱帽です。
旦那を演じたイーサン・ホークも良かったけど、なんせ元がカッコ良いからどんなに無骨で無礼でぶっきら棒なんか男を演じても彼から醸し出される色気が邪魔してエヴェレットぽく見れなかったなあ笑。
モードの絵が隅々まで描かれた2人の小さな家がすごい可愛くて素敵だった。
