"日焼けしたみたいに心に焼きついて、君の姿をした跡になった"
"幸せはいつだって、抱きしめた途端にピントがぼやけてしまうから、そうなる少し手前でしっかり見続けようなんて出来るのかなぁ"
「少年」Mr.Childrenより
ものすごく恵まれた時間であることを、その時間を過ごしている時は気付かなくて、気付いていても抱きしめていられないものだよね。
それを"逆光"と表現するこの映画の文学性と、目だけで表現する高杉真宙の映像性が好きだった。
20歳ごろの高杉真宙と金子大地、17歳ごろの清水尋也の若さの中に宿る妖艶な色気を爽やかに映しているところも素敵。
映像センス、キャスティングセンス共に光る良い作品だった。