実話というだけあってかなりリアルで恐ろしい。
しかもカメラワークと映像がドキュメンタリーチックで事件現場をそのまま映したような感じだったから更に緊迫感が増して、体中の筋肉が硬直するくらいハラハラした。
そして何よりも無慈悲な白人警察官役、ウィル・ポールターの演技がとにかく強烈。
観客にあそこまで嫌悪感を募らせる役を演じきれるのは卓越した演技力があってこそだし、ただただ感心してしまった。
『ゼロ・ダーク・サーティ』も手掛けたこの監督が女性であることを今更知ったけど、このリアリティと重厚感を生み出せるなんて天才すぎる。