喜田なつみ

グッバイ・ゴダール!の喜田なつみのレビュー・感想・評価

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)
3.0
この作品上でのゴダールが若さへのコンプレックスで

革命に身を投じて

意識が変わって
自分を見失ってるとしか思えなかった。

ゴダールへの愛情 無。なかんじがする。。
これでよいのだろうか? 

たぶんアンヌの日記みたいなタイトルなら受け入れられたかも。


作品内容は
さいごは映画を否定し
過去の作品を全面否定する。

生きているうちに自分の作品を殺してしまうことがありえるな。とおもった。


内容は政治が多いので暗く
むずかしいのとは対照的に 

美しい画面構成。

皆のけんかや論闘がコミカルになってて
見やすかったです。

ものつくりしてると
あらゆる自己が強くなって
自分の思考にしか興味が無くなってしまう感覚があるし、
一つ一つの答えが
深くなり、
とても陶酔しやすいとおもう。自分の固定概念が固まってしまって
誰かに押しつけやすくなる。

その辺にはある程度

注意しないと
皆ゴダールみたいになってしまうような気がする。(本来のゴダールは知らないのでこの作品上での。)

一つ一つの答えが
わたしにとっては正解でも

誰かにとっては正解でも
不正解でもないと
思える人がいいとおもえたので
観て良かったです。
喜田なつみ

喜田なつみ