このレビューはネタバレを含みます
色彩や演出、キャラクターが、とてもアニメ的というかデフォルメされてて最初ちょっと感情移入しにくかった。
共感できる内容ではなかったけれど、孤独を埋め合う人間ドラマは分かりやすくて、映像も綺麗で集中して観れた。
何処かで見た感想に、“また女性が受け入れる側なのか”みたいな批判があったけど、時代背景を考えても今回は女性がそういう役回りだったってだけで、お互い幸せそうで良いことだ。と思いました。
正直、異種間恋愛より、主人公と画家の友情とか、博士の科学者としての良心、みたいなところの方がぐっときたなぁ。
博士の、計算高い癖に調査対象に愛着持ってしまう詰めの甘さが好きだったので、死んじゃったの悲しい。
人魚さんを奪取するシーンは、特別珍しいトリックも無かったのに、演出のお陰かはらはらドキドキで楽しかった。
エロもあるけど、どちらかというと人間という生物を対象にした研究ビデオ、みたいな感じがしたなぁ。官能的というよりは、とても自然でほーん。って感じで観れた。
でもね、グロはだめ(^^)
もういつ指千切るのかはらはらした。そして結局千切った。ひぇっ
最後、主人公の傷跡がエラになる演出は予想外で、映像美も相まって鳥肌ものでした。
バッドエンドフラグを尽く折ってくれたので、ハッピーエンドにしてくれて良かった！
作品に出てくるみたいな、寂れた小さな映画館で観たんだけど、ぴったりの作品だった笑
小さい映画館、雰囲気あるから、頑張って潰れないで欲しいなぁ。
