トムトム

アメリカン・アサシンのトムトムのレビュー・感想・評価

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)
3.5
レビュアースコアやロッテントマトのスコアを観てスルーしそうになりましたが参考にさせていただいているレビュアーさんのスコット・アドキンス愛にうたれて鑑賞。

メンター、師匠役のマイケル・キートンに期待したのですが意外にアッサリ風味でした。スパイサスペンス風のハードな展開をしながらも絵面がバカスパイアクションでどっちつかずの印象です。
肉弾アクションやラストの爆発シーンの描写はフレッシュで良かったです。

調べてみると元々はアントワン・フークアやエドワード・ズウィックが監督する予定だったみたいで「イコライザー」や「ジャック・リーチャー」の様な、チョット頭がどうかしている戦闘マシーン物の系譜だと思えば納得できました。

個人的にチームや組織の命令を違反して独断専行して結果オーライという主人公が苦手でして今作のミッチ・ラップにはイマイチ乗り切れませんでした。
この役も当初はジェラルド・バトラーやコリン・ファレルが予定されていてクリス・ヘムズワースで決まりかけていた様で全く違う映画になっていた可能性もあります。

こうなればジョン・ウィックやジャック・リーチャー、ロバート・マッコール、ローレン・ブロートン達と21世紀版エクスペンダブルズを結成して欲しいですね。
そうすればアベンジャーズのスパイディポジションにはまれそうです。

スコット・アドキンスは流石の仕事人っぷりで主役や敵役の凄さを際立たせる格闘技マンガでいうボクサーやムエタイ選手の様な見事な咬ませ犬役でした。
正直今作のラスボスに魅力を感じなかったのでスコット・アドキンスがラスボスで良かったのでは。
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