ジーハ

古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男のジーハのレビュー・感想・評価

3.3
歴史ものだし、ジャケット少し重めだし…
の、イメージからずーーっと放置していた
本作を鑑賞。


主役のキム・ジョンホは、韓国全土の地図
「大東地図」を完成させた実在の人物。

冒頭は、地図を完成させるために四季を通して韓国を旅をする感じで、もしやこれはロードムービーなのか?と思いきや、彼が制作した完璧な地図めぐり、国をかけての権威争い巻き込まれて行く…
ドラマ仕立てのストーリーだった。

彼は身分が低くかったため、彼に関しての資料はあまり残ってないらしいので、この作品がどこまで実話でフィクションなのかはわからないけど?

人の良い仕事バカな職人を演じるチャ・スンウォンや、彼の娘に恋するマジメでお調子者の弟子・ファ・バウ役のキム・イグウォンのキャラ設定が想定外にカジュアルで、2人のコミカルな掛け合いが、作品をテンポ良く盛り上げており、ジャケットイメージとは裏腹に軽く楽しめた。

見せ場はなんといっても、
弟子のファ・バウが、隠し持っていた師匠のキム・ジョンホの地図を王宮の門前で広げたシーンは圧巻で、ちょっと感動的。この辺りの展開にはエンタメ性もあり。


政治色を感じちゃうラストがね、、
カン・ウソク監督だからなのかなぁ、
日本人としては複雑な気持ちが正直
残りました。
ジーハ

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