あゝ新次。あゝ建二。あゝ、新宿。あゝ、荒野。
今年、最も骨太な作品じゃないかなぁ･･･そんなハンパない余韻だが、やはりこんな作品は映画館で見たかった。
ラストのファイトシーンはもちろん最高潮に見応えがあったけれども･･･ボクシングってスタイルは取ってはいるが、荒野で生きるには闘う必要があるし、そこには生か死しかなく、最期は複雑な思いにはなりつつも、正しく"あゝ、荒野"ってな余韻が待っていた。
ただし、幾つかのエピソードが解決されてないが、それもまた荒野ならではと解釈。
まぁ、2020年の東京オリンピックの後には、あんな爆発が起きる様な荒野な国にはなって欲しくはないが･･･覚悟はすべきか。
菅田将暉の狂演に、ヤン･イクチュンの熱演･･･大変、お疲れ様でした。
ユースケ・サンタマリアにでんでんに木下あかりらの味のある助演陣も良かった。
