宿命に抗う
共にプロデビューを果たしたバリカンと新次。同じジムを拠点に二人の運命が枝分かれする模様を描く。
バリカンの孤独が浮き彫りになった後篇。
裕二に対する熱量が増す新次と裏腹に自分と向き合って前へ進むバリカンがとても印象的だった。
根っこに潜む繋がりの発覚っぷりは韓国ドラマのようでちょっと笑ってしまったけど。
エゴの塊でしかなかった自殺防止フェスは人間の醜態をあぶりだしたり、くさいほどに落ちたバリカンの父親もなんだかんだスパイスになってた気がする。
どんな形でも繋がっていたい人との関係は死守すべき。