ひでG

ボヘミアン・ラプソディのひでGのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.1
珍しく夫婦でしかもラストの回に鑑賞。
マイケルムーアを観る予定だったけど、
「週末の夜にトランプ見たくないね。」奥さんが本作をチョイス!

ナイスチョイス!
これは絶対映画館ですね〜
今年映画館で観た中では、「音出すと襲われちゃうの」と「ビルとかヘリに飛び乗る男の」と並んで、絶対に映画館!作品!

僕は代表作以外はあまりクイーンの音楽を知らなかったけど、「なんでリアルタイムで聴かなかったのか、、」と今更の後悔。

鑑賞後、クイーンの音楽がぐんと近いものになった。

フレディ・マーキュリーがバンドに入るところから伝説のチャリティコンサートまで
一気に見せる本作、
あの名曲の誕生秘話など盛りだくさんなので、正直中盤、駆け足的な感じもなくもないが、皮肉なことに、フレディの苦悩が広がるあたりから映画の緊張感が増してくる。
そして、いろんなものを一気に払拭させるグレートな終盤の展開が待っている。

そう!この映画を観た人の全ての人が感動するであろう、あのライブ場面!

圧倒的な迫力、圧倒的なパフォーマンス
圧倒的な説得力!
あのシーン、あの歌声、
心を鷲掴みにされる怒涛の20分間!

スクリーンを超えて、僕らは完全に
あのライブ会場にいたのだ。
フレディとともに歌い、叫び、涙していた

これだけ心を持っていかれたライブシーンはかつてあっただろうか。

あのライブは映画館じゃないと味わえない。臨場感半端ない!

成功を手にしたとの反比例し、あらゆるとのを失っていくフレディ。

ライトの返事もない、寂しさ地獄に突き落とされる。

彼が求めたものはなんだったんだろう。
彼の求めるものを現実の中には見つけられないまま、曲作りに堕ちていく、

愛するものも失い、最も大切な仲間にさえ、言ってはいけないことを発してしまうフレディ。

人々にパフォーマンスで愛や自由を叫ぶたびに彼自身はそれらを失っていく。

そんな観客と彼自身の乖離をもあのステージは一気に結び付けてくれたのだ。

早速今日は夫婦でクイーンを聴きまくった!

フレディ・マーキュリーよ、
クイーンよ、永遠なれ!
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