あおい

ボヘミアン・ラプソディのあおいのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.3
自分が何者かなんて、自分で決める。
与えられた声で、魂で、伝説を創る…

「Queen」のリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーの人生を描く伝記モノ。監督はブライアン・シンガー。
まさに魂に響くライヴ、ほとばしるカッコよさ、鳥肌と涙が出ます( ^ω^ )

ゲイやったことと、エイズで亡くなったことは知ってたけど、出自とか他のメンバーのこと、どうやって売れ出したかとか、全然知らんくて、それだけでも勉強になった!

特に、祖先がペルシャからの移民やったこと、家庭がゾロアスター教やったこととかは、すごく興味深かったです。あとは、出っ歯そんな気にしてたんやな( ^ω^ )

これに備えて曲も予習してきたけど、正解やった!主要曲はほとんど流れたし、「ドンドンパっ」のリズムは乗らざるを得ない!欲を言えば、一番好きな「killer Queen」をもっと聴きたかったな!

映画としては、フレディ・マーキュリーにかなりスポットが当てられており、彼の性格や、ミュージシャンとして大成した後の生活、メンバーや恋人との関係、揺れるセクシャリティ等かなりドラマパートにも時間が割かれています。

その中でも「Queen」として、1人の人間として生き抜いたその人生には胸打たれる。死を前にしても、歌い続ける。そこには家族との約束もあった。自分やったら、あんな潔く前を向いていけないやろうなと痛感しました。

メンバー、家族含め素晴らしい人が周りにいたからこそ、彼は彼を全うできたのでしょう。

見どころとされているラストの「ライブ・エイド」は半端ないです。生で聴けてたら、どんなにすごかったんでしょうか。あの空間に行ってみたいです。他にもレコーディングシーンや、ツアー、など歌唱シーンはどれも最高でした!

もし今も存命で、日本にもツアーに来てくれたら、、伝説となった今は、妄想が膨らむだけです…

2018年劇場鑑賞68作目
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