さうすぽー

ボヘミアン・ラプソディのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.2
自己満足点 84点

「エ~~~~~~~~~~~~オー!!」

はい、言わずもがなクイーン及びフレディ・マーキュリーの伝記映画です!

僕は両親が二人ともクイーンが大好きでして、小さい頃からクイーンの曲を聴いて育ったような気がします(笑)
なので僕もクイーンの好きな曲は数多くあります!

まず、クイーンのキャストの再現が凄まじいです!
フレディ役の人も良いですが、
特にギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーは本当にそっくりでした!

そして、この映画でフレディは自分で何でもしてしまうけど傲慢でもあるエゴイストとしても描かれて、ゲイでありエイズに感染してしまうことも描かれていたのですが、
この映画で一番伝わってきたのは「フレディの孤独感」でした。
ゲイだということで忌避の目を向けられ、一番大切な人とは離れてしまうし、メンバーとも仲違いするようにもなる。
そして、自分で何でも出来てしまうが故の寂しさというのも出ていたと思います。
彼のそういった姿を見ていると心苦しくなりました。

ただ、この映画色々と惜しいなとも思ってしまいました。
クイーンの伝記映画でもあるはずなのに、メンバーとの出会いや結成までに至る経緯があまりにも短いし、メンバーとのやり取りもそこまで描かれていたわけでは無いので、クイーンの絆の描写に物足りなさを感じてしまいました。
そこがこの映画最大の欠点だったと思います。
そこをもう少し噛み砕いて描いていれば、ラストのライヴシーンや、セッションのシーンの感慨深さが出たと思います。

また、ヒロインとのやり取りは全体的に臭かったです。
「愛してる」とかだけではなく、もう少し無かったのかなと思います。

とは言え、代表作である「ボヘミアン・ラプソディ」や「We will rock you」等のエピソードが出たときは興味深かったです。

そして、もうこのままネタバレしてしまいますが、ラストはクイーンの有名な「ライヴエイド」をほぼノーカットで再現するというものでしたが、本当に再現性が凄く、自分はクイーンのライヴに来ているのではないかと思ってしまいました!
ここの部分だけなら今年1位の感動シーンでした!
いやぁ、本当に凄かったなぁ...

ただ、このシーンは是非とも応援上映で観たいです!
そして、みんなで歌いたいです!
これは絶対に応援上映でやるべきです!