父親が幼い娘に銃口を向けるシーンから始まる冒頭の不穏さ、美女が何かに覚醒する映画はほぼ全部好き。何度か観たけど未だにテルマの能力がどういうものなのか良く理解できてない。『わたしは最悪。』と同じヨアヒム・トリアー監督、映像というか空気感がとてもキレイ。
🏆ゴールデン・ダストダス賞2023🏆
2023年総括、書いてなかった作品のレビューを簡単に済ませるついでに、今年の優秀作品を独断と偏見と贔屓で選び自己満足に浸ることを目的とするゴールデン・ダストダス賞2023。
今回は強敵・悪役賞。作品を盛り上げることに大きく貢献した魅力的な敵キャラクター、モンスター、ライバルを振り返り供養しようと思います(死んでない奴もいますが)
☆強敵・悪役賞 ノミネート
『最後まで行く』の矢崎(綾野剛)… 怖い、しつこい、顔芸、死なな過ぎ
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のクッパ… あれだけハッキリとピーチ姫に拒絶されてるのにラブソングを歌えるのは凄いメンタルの持ち主だと思う。
『パール』のパール(ミア・ゴス)… 『X エックス』のお婆さんの若いころ。ミア・ゴスの顔面が冴えわたってました。
『バービー』のケン(ライアン・ゴズリングと愉快な共演者たち)… フェミニズムやダイバーシティへのカウンターとして刺激的な家父長制をバービーランドに導入。でも、道場カサハウスはちょっと欲しい。
『コカイン・ベア』のクマ… ラリッ熊。野生のクマを参考にしたのか、その辺にいる薬物患者を観察したのか、キャラ造形の過程が気になる。
『ゴジラ -1.0』のゴジラ… 久しぶりにザ・ゴジラって感じの見た目だったように感じる。歴代ゴジラの中でもかなりイケメン、つまりイケゴジ。
人間だけじゃなく、人形、カメ、トカゲと多様性に溢れたラインナップになったと思います。
受賞は… ♬どぅるるるるrrr… (ドラムロール音)
🏆『ゴジラ -1.0』のゴジラです!
歴代ゴジラの中ではそれほど大きくは無いけど、目線が人間に近付いたため認識して積極的に攻撃してくるところが恐ろしかったです。あとそれまでの作品ではあまり描かれていなかったダイレクトに人が踏まれるところなどもちょっと衝撃でした。
以上、強敵・悪役賞でした。今年で3回目だけど意外とヒーロー映画のヴィランとか挙がらないものです。