このレビューはネタバレを含みます
ノルウェーが舞台の青春ホラー。ホラー苦手でも大丈夫! というクチコミを信じて映画館鑑賞しました。主人公テルマ役の女優さん、ポスター以上に瑞々しくて可愛かった!
大学進学を機に一人暮らしを始めた敬虔なキリスト教徒のテルマ。過干渉気味の両親と毎日電話でやり取りする一方で、初めての恋に落ちる。それと同時進行で謎の発作、そして恋の相手の失踪事件が起きる…
(ここから先は若干ネタバレあり、鑑賞予定のある方は観てから読んでください)
宗教色の強い話かと思いきや、観終わると至ってシンプルなストーリー。(宗教の知識があった方が理解は進む)
『クロニクル』みたいな異能力に目覚めるストーリーに、演出でホラー要素を加えた感じ。
しかし超能力よりも、宗教をタテマエに本音や願い、欲望を抑えつけてきた環境が怖い。特に女性が抑圧される家、環境。
自分がどうありたいのか、ありのままの自分に目覚めたラストは確かなハッピーエンドだった。
テルマの幼少期や家族の設定など、もうちょっと情報が欲しい部分もあったなあ。(情報少ないからこそ推理する楽しみもあるけれど)
ハリウッドリメイクが決まっているらしい今作。ド派手な演出して北欧らしいひんやりとした薄暗さを損ないそうだよなあ…
場所そのものを北欧じゃなくすれば成り立つのかな?