スカポン

ガーディアンズのスカポンのレビュー・感想・評価

ガーディアンズ(2017年製作の映画)
3.5
「尺が足りない」というのが第一の感想。
素材は良かったので、料理の仕方を覚えたら化けるかもしれない。
あと女の子全員美人だったのはよかった。

「チーム結成」「(最初の)活躍」「強大な敵に敗北」「自己との向き合い」「パワーアップ」「力を結集して勝利」とヒーローチームの映画に必要な要素は散りばめてあったので、ヒーローチーム映画の第1作としてはそれ程悪い出来ではなかったのでは?と思う。

ただ、それぞれの要素を描くのにもう少し時間を取ってほしかったと思う。よく言えば「テンポが良い」と言えなくもないが、ちょっと速すぎた。

国に捨てられた改造戦士、ということだったのでまた戦う事への葛藤、何のために力を使うのか、という事も描いていればもっといいなあ作品になったのでは、と思う。
85分の映画なので、100分に伸ばしてその辺の要素も描いてほしかった。
続編がありそうな終わり方なので、もし作るならその辺も期待したい。

登場人物はとても良かった。特に女性司令官。強いのはもちろん、自分の過去や改造された事で得た力に悩むガーディアンズの4人に寄り添う心優しさ。
そして決して笑わない、美しい鉄の女というところが魅力を引き立てていた。

監督さん、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」や「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」が好きなのが伝わってきました。自分の作品でリスペクトを表現する事は良いことだと思います。

透明になって戦う女戦士、クセニアちゃんの強化スーツと、パトリオット(ガーディアンズの支援組織)の女性職員のスーツのボディライン(特にお尻)がとてもえっちだった事を書いておしまいとします。
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