映画『Ｘ-MEN』シリーズの外伝（スピンオフ）作品。20世紀FOXがディズニーに吸収合併されたため、20世紀FOX制作最後の『Ｘ-MEN』シリーズ映画。
だがそれはあくまで結果論で、完結編的映画は『Ｘ-MEN：ダークフェニックス』が担っていた。そのためスケールの小さい外伝映画が最終作に(;_;)
買収のゴタゴタに巻き込まれ何度も公開延期。その果てに日本ではまさかの劇場公開なし。映像ソフトと配信のみのＶシネマ扱い(;_;)
とにかく扱いが踏んだり蹴ったりな映画だったが、今まで『Ｘ-MEN』シリーズ映画全部観てきたしと鑑賞。
いやぁ～本当に全てが中途半端。
『Ｘ-MEN』の世界観を使ったティーン向けのホラーテイスト映画を狙ってたみたいだけど、全然怖くもない。
『Ｘ-MEN』シリーズとしてもほぼ無関係。Ｘ-MENとエセックス社の名前がちょっと出る位。『ローガン』の際に撮られたエセックス社（『ローガン』だとトランシジェン社って言ってたけど、エセックス社はその親会社かな？）の記録映像がそのまま流用されてるが、それも予算がなくて使い回したようにしか見えない。そもそもあの映像資料の施設ってミュータントが絶滅したから人工ミュータント製造施設を作ったって話だったはずだけど？本作の設定と矛盾してるけど、『Ｘ-MEN』あるあるの要は何とも繋がってないだけか…。
笑う男たちは結局何者だったの？リンボー界って何やねん？主人公の能力、マジで迷惑すぎるしミュータントの域を越えてない？とか観てる時は色々ツッコミながら観たけど、どーせ何とも繋がらないし、結果どーでも良いかってなった。
ソフト版には吹替版すら制作されておらず（配信では後日追加した模様）買収した会社の遺産とは言えディズニージャパンの仕打ちは酷いなぁと思ってたが、この出来なら仕方ないかぁ(;_;)
何のために作ったんだろう…。唯一の救いはアニャちゃんカワイイってだけ。
