動物が巨大化して街を壊しまくるという陳腐な設定とポスターのC級感、ひどい邦題、そしてドゥエイン・ジョンソン主演という四拍子のおかげで、絶対にくだらなくて脳みそスカスカな映画だろうとずっと敬遠し続けていた作品。ところがフィルマでの評価が妙に高いので恐る恐るみてみたら、あれ?意外とまともで面白い!!
序盤の宇宙ステーションからシリアスに絶望感たっぷりでハラハラ。その後もなかなかの怖さと緊張感が続く上に、テンポの良さと畳みかけるような展開が秀逸。思わずソファーで姿勢を正しながら、すっかり没入しちゃいました。
人は容赦なくたくさん死ぬし、街が破壊されてくシーンはすごい迫力。現代の映像技術を総動員したかのようなリアルさで、かなりヤバいと思いました。
しかしそこは我らのドウェイン・ジョンソン!凶暴な巨大生物が相手でも絶対に負ける気がしない!笑
笑える場面や友情ネタもあって、緩急のバランスが良かったです。
なんでワニとオオカミは異常に進化したのに、ゴリラは大きくなっただけなの?とか、ツッコミどころはもちろんあるけれど、脚本はなかなかしっかりしてます。実はかなりクオリティが高いSFパニック超大作ではないかと。最近のゴジラやジェラシックワールドなんかよりはよほど楽しめました。印象はキングコングの最新作に近いかな。
アクション映画が嫌いじゃなければ、素直に楽しめるであろう作品。ドウェイン・ジョンソンの映画なので、もちろん後には何も残らないですが 笑