ノラネコの呑んで観るシネマ

ランペイジ 巨獣大乱闘のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
4.1
いやーおバカ全開で実に楽しかったよ。
悪の企業が開発した薬のせいで、ゴリラ、オオカミ、クロコダイルが巨大化。
色んな動物のDNAが混じりあいミューテーションして、巨獣というかもはや怪獣なんだが、悪の企業の本拠地シカゴを目指して進撃する。
とにかく、笑っちゃうくらいに、御都合主義かつ雑な映画。
ドウェイン・ジョンソンは動物学者なのに、なぜか元特殊部隊の軍人でヘリの操縦までできちゃう無理な設定だし、悪の企業も宇宙ステーションまで持ってるのに、姉弟でやってる中小企業にしか見えないw
でも、この手の映画はそれで良い。
キングコングを始め、怪獣映画オマージュいっぱいの都市破壊のカタルシス。
ムササビとヤマアラシと合体したオオカミ怪獣の元ネタは、たぶん東宝のバランだと思う。
終盤の三つ巴、いや四つ巴の怪獣プロレスも見応えたっぷりだ。
ドウェイン・ジョンソンは、まさに四匹目の巨獣で、おそらく怪獣相手に肉弾戦をやった、最初の人類なのではないかw
そしてそんな無茶な画に、説得力があるのが素晴らしい。
褒めてるのに、自然とディスってしまう映画は久しぶり。
関係ないけど、てっきりこれもレジェンダリーの怪獣映画だと思ってたら違った。
コイツらがモンスターバースに来ても、それはそれで面白そうだけどな。
ブログ記事:
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