さうすぽー

ランペイジ 巨獣大乱闘のさうすぽーのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
2.1
自己満足点 40点

今ノリにのってる「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソン主演のパニック映画!

生物が巨大化するパニックもの!
「キングコング 髑髏島の巨神」のようなバカバカしくも面白い映画か!?
...と思いきやその期待も虚しく、思いの外つまらなかったです。

うーん、ゴメンなさい!
この映画結構好きな人もいるみたいなのですが個人的には凄く微妙でした。

何よりも、
設定そのものは動物が巨大化して街で暴れる話ですが、その設定自体がバカバカしいのに何故あんなにシリアスに描いてしまったのかが疑問に感じてしまい、そこが一番否定的に観てしまった部分です。

設定がバカバカしくも自分自身楽しめる作品はあります。
例えば、今年公開された「ジュマンジ2」も荒唐無稽な設定ながら、コメディやアドベンチャー部分を最後まで貫いて面白い作品になってました。
そして、去年の「キングコング 髑髏島の巨神」は中身があまりなくても、「キングコング」等の迫力やド派手なアクションが良くて楽しむ事が出来ました。
ですが、この映画はユーモアな部分も巨獣のCGの迫力も全然無く、アクションシーンもそんなに無く、かなり途中は退屈に感じました。

また、ゴリラのジョージが可愛いというコメントがあったのですが、皆さんゴメンなさい!
僕には可愛いと思えず、むしろゴリラの人間的な行動が奇妙に感じてしまいました。
もっとゴリラっぽい行動が欲しかったです。
それでもゴリラとドウェイン・ジョンソンとの絆自体は一応感じ取れたのですが、もう少し具体的な描写があっても良いんじゃないかと感じました。

今回の黒幕となる姉弟の設定もだいぶガバガバでした。
何が目的として実験してたのかも解らないし、キャラクター自体も全然好きになれなかったです。
特に終盤の最期のシーンは恐らくシリアスに描いたのだと思いますが、何故か自分は笑ってしまいました。
だから何もスカッとしませんでした。

ですが、最後の巨獣達が街で暴れるバトルシーンは良かったです。
ドウェイン・ジョンソンもアクションに参加していたので、「やっとロックがアクションやってくれた...」と安堵の気持ちが沸きました(笑)
巨獣同士の戦いも迫力があったので、そこも楽しめました。

ただ、ここの評価もそこまで悪いわけではないし、アメリカの批評サイト「ロッテントマト」でも決して酷評されてるわけでは無いので、単に個人的な好みに合わなかったんだと思います。

「ジオストーム」の時も同じ感じでコメントしたので、きっとこの映画が好きな人は楽しめるんだと考えています。