しばにゃん

リングのしばにゃんのレビュー・感想・評価

リング(1998年製作の映画)
3.5
公開から20年経った今、本作がジャパニーズホラーの金字塔と呼ぶに相応しい作品である事を改めて認識させられる。
M-1風に言うなら、日本のホラーの歴史は本作以前と以降に分かれると語り継がれるであろう名作(礎は同監督の『女優霊』かもしれないけれど)。

生活用品の一部から広がる呪い、黒髪ロングのオバケ、怨念の出どころを追う謎解き展開など、類似品が一体何作生まれたことか。

冒頭の「来るぞ来るぞ」でなかなか来ない演出からしっかり引き込まれるし、
何より今見ても震え上がる恐怖のクライマックス。

さすがに演出に目新しさはないものの(VHSなんて今となっては化石みたいなもんだし)、確実に楽しめる1本だと思う。
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