ホンマはプーさん見る予定やったんやが、上映時間間違えて、ちょうどタイミングよくやってたキムタクとニノの作品を鑑賞。思いのほか、オバチャン軍団が大勢でほぼ席が埋め尽くされビックらこいた(Φ灬Φ)!!
東京地方検察庁を舞台に、人望の厚いエリート検事最上(キムタク)と彼に心酔する新米検事の、沖田(ニノ)がある殺人事件の捜査をめぐってすれ違い、やがて二人の正義がぶつかり合うさまを描いた作品。
前半のキムタク演じる最上やニノ含めて他のキャスト陣の迫真の演技のぶつかり合いやテンポの良いストーリー展開と、容疑者への追求など見てて凄く魅力的で引き込まれていったのだが…後半にかけそれは見事に裏切られた(悪い意味で) 見方によっては見る人によっては。ある意味、斬新な展開なのかもしれないが、検察側がアレをやっちゃた途端にリアリティ無くなって冷めてしまい、それからは、ダレて上手く物語に乗ることが出来なくなってしまった。。。終わり方も、唐突でこれで終わり！？っと思わせる感じの腑に落ちない結末は釈然としなかった。
せめてニノ演じた沖田の後半での描き方や最上との対比をもっと強引にでも積極的に見せた方が、内容的にも合点がいき、もっと物語に違う印象を残せたのではないだろうか？自分的には木村拓哉と二宮和也のぶつかり合いをもっと出来るなら見たかった。しかし、この作品のテーマでもある。罪人を前に人が人を裁くという事と、時効と正義に関しては深く考えさせられる仕様であったといえ。タイトルも確りと物語の重要な部分を表現しているところは印象的だった。
前半と後半の落差が思った以上にあり、賛否別れるであろう作品で、自分的にはキャストや設定はとても良かっただけに展開と見せ方に対して非常に勿体ないと思った作品であった。
