監督の演出が独特でした。
ボソボソと早口で喋る人たち、ところどころ不気味に踊る人たち、身体の関係後に真反対に重なる男女、タロットカードetc.
そんなわけで冒頭は台詞を聞き取るのに必死であんまり内容入ってこないまま進み、でも観ているうちに人物たちの関係性と性格はよくわかる仕組みに。
キムタクの演技、武士の一分以来に良いと思いました。
優秀で完璧主義で粘着質なエリート検事。見事。
二宮も、調書を取ろうとするシーンはゾクゾクさせてくれます。
ジャニーズを楽しむ映画では全くありませんでした。
吉高由里子の正義感は、正しいけど完璧に発揮できないところがなんかリアルな女性っぽくていいなと。
男性陣より冷静で思い切りのいい判断をしていながらも、感情がどうしても入ってくるみたいな。
いやぁにしても松倉怖い。おぞましい。他にもおぞましい人間盛りだくさん。
お葬式のシーンはほんと気持ちが悪くなった。
こんな世界は嫌だ。。
