長久監督の才能とセンスはめちゃくちゃ認める。
認めざるを得ないってぐらい突き抜けてるし、意識してそうしてるとも思う。
ただ…全体的にちょっとくどかった。
大オチも好きだけど、観てる途中何回もここで終わるべきじゃね？ってところがあって、長く感じてしまった。
ステージ10ぐらいまでで終わればよかった＋1ステージごとがちょっとずつ長いかも。
でもやっぱり一番は、ナレーションでも言ってるけど、ヒカリのプロローグがとにかく長かったかなぁ。
センスがズバ抜けてる分、どこもかしこもメインの見どころすぎて、緩急は無かったから少し疲れた。
あ、でもキャストは全員素晴らしかったし、子供たちの台詞回しとかはもう監督の演出の賜物だと思う。
脇を固めるキャストも邦画に欠かせない人ばっかりで、さすがって感じだった。池松くん、最高すぎ。
そんで浮浪者のコンサートシーンはMVのようにワクワク！
歌も全部可愛くてエモくていい。
音楽もやってるなんて監督すごすぎる。
あとは、この人絶対エミールクストリッツァ好きだろうなぁと思う。
わたしも好き。
だからこの作品もけして嫌いじゃない。
ただ、ちょっとずつ全部くどかった。
次回作？絶対観ますよ。そりゃあ。
