ロク

ミスター・ガラスのロクのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
4.2
正にM・ナイト・シャマラン監督の集大成と呼べる傑作です!個人的に「アンブレイカブル」や「スプリット」が好きという部分もあるけどそれをさっ引いても素晴らしい作品です。目まぐるしく変わる物語を破綻させることなく紡ぎ上げていくシャマラン監督の演出能力もさることながら主要キャラを務めたブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームス・マカヴォイの熱演は素晴らしかったです。特に24人もの人格を身体に宿したケヴィンを演じたマカヴォイは見事に24人の人格を演じ分けており改めて凄い俳優さんだと感心しましたね。毎回賛否が分かれるシャマラン監督お得意の大ドンデン返しですが今回は見事に決まっておりラストは感動で泣きそうになりましたね。前作ではあどけなさが残る少女だったアニャ・テイラー・ジョイちゃんが色気漂う大人の女性に変身しててビックリしたけど一番驚いたのは「アンブレイカブル」でブルースの息子を演じていた俳優さんが同じ人だったことですね。詳細はネタバレになるので書きませんが今までシャマラン監督作品が苦手だった人にこそ観て欲しい作品ですね。なお、シリーズ物なので必ず「アンブレイカブル」と「スプリット」を鑑賞してから劇場に足を運んで下さいね。
ロク

ロク