もともと完全ノーマーク。予告編からして綾瀬はるかの命令口調が耳障りで観るつもりなんてなかったんだもんねー!
それでも何だか高評価の様子…。
気になって観てみたら、これはとんでもない涙腺崩壊テロ映画。チクショー!泣かされた!と言うのが本音。
古き良き昭和30年代。モノクロ映画のお転婆姫美雪(綾瀬はるか)に恋した映画の助監督健司(坂口健太郎)。出会う筈のない2人が出会って生まれるロマンティックなラブストーリー。
ツッコミどころが満載で気に食わないのに!
この映画は涙のビッグウェーブが何度も津波の様に押し寄せる!
【ツッコミどころ】
・姫がモノクロって所がイイのに、現実世界に来てからの美雪は殆どカラー。しかもメイク(ドーラン)で全身塗ってるってのは無理がない?
・何度となく降る雨。姫のメイクが落ちちゃうんじゃ?と毎度やきもきしてたけどウォータープルーフなの?落ちへんやん!
・日替わりでお洒落な洋服をお召しになってるお姫様。健司はお金がない設定なんだからそのお召し物はどこから?撮影現場から健司が拝借した?
・美雪が健司を僕(しもべ)として命令口調で話すのは良しとしよう。しかし、初対面の人にもその口調はあかんでしょう。格式高い社交界であんな口調のお姫様は生きていけない。
でもでも切な過ぎる超純愛プラトニックラブでこいつは押し通して来るから泣いちゃうんだよー!そして和製「ニュー・シネマ・パラダイス」や「ローマの休日」とも言える作り、其処彼処に見られる映画愛は確かにいい!否定しない!
男は簡単に下を向くんじゃないよ。
下ばかり見てると「今」しか見えないぞ。
北村一輝演じるハンサムガイ俊藤龍之介がいい味出てたなー。
総括すると、参りました。僕の負けです。泣けました。