ぎー

今夜、ロマンス劇場でのぎーのレビュー・感想・評価

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)
4.0
【武内英樹特集2作品目】
「お前の隣で見た景色は、全部…、全部綺麗だった。綺麗で…、忘れたくない思い出ばかりだ。」
・意見は人それぞれだと思うけど、『のだめカンタービレ』『テルマエ・ロマエ』『翔んで埼玉』っていう大ヒットメーカーだけど、武内監督の映画で圧倒的に良い映画だと思う。
・白黒、触れられない、っていう設定を逆手に取って、色、人の温もり、っていう当たり前のモノの美しさを描き出してるのは凄すぎる。
・そしてそして、全部が美しい映画。登場人物の心も、映像も、音楽も。シェネルのエンディングまで完璧だった。
・綾瀬はるかじゃなきゃ成立しない映画。綾瀬はるかって声の破壊力凄いんだな。純粋でおてんばで、凄かった。
・坂口健太郎は格好良くって、本田翼は可愛くって、北村一輝は面白くって、柄本明はいつも通りスーパーバイプレイヤーだった。

・廃棄される前に、いつも見てくれてる牧野を一目見たくなったって、美人王女様なんなの。オタク燃えちゃうじゃん。
・牧野の判断は合ってると思う。触れられないことは辛いけど、愛する人を失うことなんてその比じゃない。
・本田翼ってあんまり良い役無かったけど、今回はスーパー良かったんじゃない。塔子さん素敵すぎる。
・ナース演じた石橋杏奈が大根だったのがこの映画唯一の欠点。
・全く音がなくても、牧野と姫の穏やかな日々はとてもとても美しかった。

⭐︎1番印象に残ってるシーンはどれだろ?ラストもヤバい。綺麗なもの言うゲームとか、ヤバい。でもやっぱり蛍を2人で見る場面かな。大好きな人にありがとうって言える事以上の幸せってきっとこの世に無いよね。
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