へちょりーの

マイティ・ソー バトルロイヤルのへちょりーののレビュー・感想・評価

3.9
これまでのMCUシリーズの流れを組んだ、ソーの第三作目。
ソーシリーズではずっと神々の戦いで、どこかずっと重たい雰囲気があったが惑星サカールではかなりコミカルな場面が多く意外だった。
(監督がコメディアンでもあるタイカ・ワイティティに変更になったことも大きい。)

登場人物も増えるため「この人誰?」という人物も多いのだが、テンポよく進むため心地良く見ることができた。
ソーとロキの関係性もこれまでのシリーズでは、ずっと派手な義兄弟喧嘩ばっかりだったが、今作でどちらも大きく成長した姿を垣間見る。
そこに絡んでくるヴァルキリーやハルクとの戦闘シーンは圧巻。

最悪の姉ヘラもわかり易くヒールのため、すごく見ていてイラつくしソーへの感情移入もし易く、これまでのソーシリーズではわかり易く楽しめた。

個人的にはLed Zeppelin / Immigrant Songがあの感じで使われていたのが意外で、歌詞の内容はあっているのだが作品的に「ん?」となってしまったのも事実。
劇中ではなくエンディングのみの使用であって欲しかった。

ちょい役だが、マッド・デイモンやクリム・ヘムズワースの兄ルーク、タイカ・ワイティティ本人も出演しているので、是非とも見つけて欲しい。